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2023年04月16日

受験突破に求められる社会力とは?

2022年度 大阪府公立一般入試問題分析と今後の受験に向けて求められる力(社会編)

 

 

▶分析

 今年度の入試問題は、昨年度と同様のレベルで、社会が得意な生徒にとっては解きやすいものでした。昨年同様、完答が多いものの、難解な統計資料の読み取りは減っています。一方で文章記述問題に関しては、ここ数年見られた語句の説明を書かせる問題がなくなり、内容をしっかり理解しているかどうかを問うものが増えました。難解ではないものの、落ち着いて正確に説明する力は必要です。また、最後に出題された文章記述問題では、資料を読み取り、空欄直前の文章を理解したうえで記述する必要があるため、完璧に正解するのは難しかったと思われます。 全体として、授業内容をきちんと理解し、地理・歴史・公民についてのバックボーンがある生徒にとっては解きやすい問題でしたが、語句の暗記に頼りがちな勉強をしている生徒にとっては、得点を落とす場面も多かったと思います。例えば、「裁判員制度」の正誤問題、「地方自治」の正誤問題、「金融政策」の記述問題などは、それがどういうものなのか、内容の正確な理解が問われるものでした。今後もこの傾向は続いていくだろうと予想されます。

 

▶求められる力

 特に今年度の入試を見る限り、学校の教科書や定期テストの内容とは程遠いもので、そこに終始して勉強していると全く歯が立たない状況に陥ります。教科書の本文ではなく周りに掲載されている写真やその説明にも目を向けて歴史的な背景をおさえ、地図などに目を通して地図がなくても都市の位置関係がつかめるようになっておくといった、語句暗記とは異なる力が求められています。地理の学習では、常に「自然」「人口」「産業」といったテーマを意識しながら学習する必要があります。歴史の学習では、語句を単独で暗記するのではなく、出来事を地図や資料とセットにして覚え、地理分野との融合問題にも応用できる力を養っていかなければなりません。公民では、教科書内容をしっかりと整理するだけでなく、一般教養的なものも身につけておきたいところです。今後、社会の入試問題はいっそう難化することが予想されます。単に語句を暗記するのではなく、関連する語句どうしを結びつけたり、資料や統計から考察したりする訓練を重ね、融合問題にも対応できる力を身につけていく必要があるでしょう。

 

▷「国語」の入試分析はこちら。

▷「数学」の入試分析はこちら。

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