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2021年03月24日

受験突破に求められる国語力とは?

2021年度 大阪府公立一般入試問題分析と今後の受験に向けて求められる力(国語編)

 

 

・国語C(発展)問題

▶分析

 今年のC問題は論説文・随筆文・古文・漢字などの言語事項・作文の大問5題構成でした。昨年同様、論説文・随筆文における小問数は少なめになっています。また、論説文・随筆文では昨年同様記述問題は4題出題されましたが、最も長いものでも指定字数は60字程度となり、昨年に比べるとトータルの記述量は少なくなりました。また、今年出題された文章は、比較的文章内容や筆者の主張を捉えやすく、記述問題の問いの意味をきちんと把握できた生徒は書きやすく感じたかもしれません。ただし、空欄の前後のつながりを読み取り、必要な要素をすべて入れられたかどうかで得点差が生じたと推測されます。作文も例年通り、300字以内という字数条件で出題されています。昨年と似た形式のもので、資料(グラフ)をふまえ、「『カタカナ語』の使用が増えていくこと」について自分の意見を論じる、という論理的思考力や表現力が問われるものでした。

 

▶求められる力

 現代文では、難解な文章の要旨を正確に読み取る力短時間で問題文の意図を理解して解く情報処理能力が求められます。選択肢問題も、各選択肢文自体の内容把握が必要となる難解なものですが、正誤を瞬時に見極められなければなりません。また、記述問題では、文章中から解答に使用できる箇所を素早く特定したうえで、必要な要素を取捨選択して指定字数内にまとめる力が必要です。一方で、古文・漢字や熟語の組み立てなどの言語事項は基本的な事柄が理解できていれば十分対応可能であったため、教科書内容の理解を疎かにせず、日頃から幅広い知識を身につけていくことが大切です。作文においては、普段から様々なことに関心を持ち、自分の考えを深めていくこと資料やデータから本質を見抜く力根拠を持って自分の意見を論理的に述べる力を身につけていくことが重要です。

 

 

・国語B(標準)問題

▶分析

 今年のB問題は、論説文・随筆文・古文・漢字や熟語の構成などの言語事項・作文の5題構成でした。現代文では、12字以内と50字以上60字以内の記述問題が出題されています。字数はそれほど多くありませんが、問われたことを理解したうえで、空欄前後の言葉に合わせて必要な言葉をまとめることに苦戦した生徒が多かったのではないでしょうか。一方、漢字や熟語の構成などの言語事項は基本的な知識を問うものでした。作文は昨年同様260字でしたが、今年は「気持ちよく学校生活を送るという『目標』」のためには二つの「標語」のうちどちらが効果的か、自分の考えとそのように考える理由を、条件に即して書くものでした。

 

▶求められる力

 現代文では、本文の要旨を正確に読み取り、短時間で問題文の意図を理解して解く情報処理能力が求められます。空欄補充型の抜き出し問題では、文章内容をきちんと把握したうえで、空欄の前後を参考にしながら、本文の適した箇所を素早く探し出す力が必要です。一方、文法や漢字、漢文などの言語事項は基本的な事柄を問われるため、取りこぼしのないように、幅広い知識の習得を早くから意識して学習することが大切です。また、作文においては、自分の意見を論理的に述べられるよう、普段から自分の考えをしっかり持ち、それを表現する練習が必要です。

 

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