2025年度 大阪府公立一般入試問題分析と今後の受験に向けて求められる力(理科編)
▶分析
大問構成は、例年通り、地学・物理・生物・化学のそれぞれ1題ずつの4題でした。地学は天体メインと天気、物理は電流、生物は3学年分いろいろ、化学は水溶液中心の出題でした。
地学は中2内容で2点、中3内容で21点、物理は中2内容22点、生物は中1内容9点、中2内容5点、中3内容9点、化学は中1内容17点、中3内容5点だったので、学年別に見ると、中3内容35点、中2内容29点、中1内容26点分でした。今年は少し中3内容が多かったのですが、横断的にすべてのパターンを網羅する指導で十分対応できたと思います。全体的に問題文や問題の分量が減っており、易しく感じた生徒も多いと思います。記述問題については、2問でました。2問とも文の一部を指定語句のある状態で書くもので、1つ目は月食とはどのような現象かを説明するものです。もう1つは公式を文で書くものなので、少し答えにくいかもしれません。化学分野の計算問題2問は難しかったのと、天体と生物で1問ずつやや難しいものがあったので、この3点×4問の12点分で差がつくと思います。昨年よりは少し難易度が上がり、トップ校以外ではもう少し差がつきそうです。天王寺や三国丘などトップ校では満点もいると思われます。
▶求められる力
立志館の本科授業、演習、集中、公立特訓を演習していればほとんどの問題は十分に対応できます。また、基本の徹底を今一度意識する必要もあります。教科書には載っていない初見の実験・観察の結果から考察されることを、既習の知識を使いこなすことで論理的に捉える力、さらに、それを論理的に表現する力が問われています。重要語句や公式を単純に暗記するだけでは解答できない問題形式なので、普段から科学的な現象に対して仮説を立てて、なぜそうなるのかを常に考える学習を早くから積み重ねることが必要不可欠と言えます。