立志館に入塾したのは、中1の時です。兄が2人とも立志館で、「教え方が良い」と聞いていたので親も私も迷いなく決めました。中1・2は英数国の3教科を選択し、週2回ペースで塾へ。兄が泉陽高校へ進学していたので、負けず嫌いの私は、“絶対に三国丘高校に入る”と中1から意気込んでいました。ところが中2の夏休み、成績がガクンと落ちて…。
というのも私が所属していた吹奏楽部は、府内でも関西大会常連の強豪校。朝8時過ぎからの朝練に加え、16時〜18時30分まで練習があり、終わったら走って塾に向かう毎日。土日や夏休み、冬休みも部活一色でだんだん勉強に追いつけなくなってしまったんです。
塾のクラスもAからBへ。周りは知らない子ばかりで友だちもいないし、自分の居場所ではない気がして、悔しくて。でも逆にそれが、勉強のやる気スイッチが入るきっかけになりました。
そこからは、まず勉強の習慣を変えました。学校や塾のテスト前は、朝4時か5時に起きて、朝練に行く前に立志館が提供するテキストをやりこむ時間を作りました。このテキストは、地元中学の進捗や出題傾向に合わせて作られたもの。他の市販の問題集を買わなくても、これを繰り返し解き続ければ、対策になります。限られた時間の中で集中的に勉強できるので、とても効果的でした。成績もすぐ挽回でき、Aクラスにも戻れました。
中3になると塾も5教科週3日通いになり、周りでも習い事や部活を辞めて、受験1本に絞る子が増えてきました。私も、勉強に支障が出るなら辞めるよう説得されましたが、 “成績は絶対落とさない”と誓い、吹奏楽を続けさせてもらったんです。
そうして中3の夏、地区大会を勝ち抜いて府大会への出場が決定!午前中はマーチング練習、午後はコンクールの練習に追われ、そこに夏期集中講座が重なる多忙な夏休みに。どうしても受講できない日も出てきましたが、そんな時は、欠席した授業を別の時間に受け直せる「振替補講」の制度が大いに助かりました。また、振替ができない土日の入試対策コースも、先生が空き時間にマンツーマン指導を行ってくれるので、十分カバーできました。
他の塾では、欠席するとWEB補講対応が主流になりつつあるそうですが、やはり立志館のように対面の指導だと分からないことをすぐ聞けるのと、間違ったプロセスをその場で正してもらえるので、とてもありがたかったですね。
14時から開放している自習室も役立ちました。部活が午前中で終わるとダラダラしがちですが、自習室へ行くことで時間を有効に使えるんです。配布された過去問やテキストをやり込んで自己採点し、先生に質問する…というのを繰り返しましたね。
その後、吹奏楽のコンクールは関西大会までコマを進めましたが、全国大会出場は叶いませんでした。しばらくは顧問の先生の顔を見るだけで涙が出るほど落ち込みましたが、その穴を埋めるように無理やり塾へ。先生たちにも励まされ、気持ちを切り替えられました。そこからはご飯の時も単語帳を見るなど、1日中勉強漬け。部活で培った継続力や集中力が、結果的に受験勉強にも生かされたと思います。諦めずに両立を続けて、良かったです。
部活動は、人間関係や規則、努力の大切さなど勉強だけでは知り得ないことをたくさん学べます。正直に言って両立には覚悟が必要で、ハードなことは間違いありません。けれど私自身、部活を続けてきたからこそ、その経験を生かして高校では外部のマーチングバンドにも参加し、挑戦を続けられています。諦めていたら見えなかった世界です。
立志館は、全力でがんばる生徒には、全力でフォローをしてくれます。ぜひ自分の気持ちをしっかり持って、受験にのぞんでくださいね。