立志館の国語科では、「真の国語力」を身につけてもらうためのカリキュラムを組み、授業を展開しています。
まず、文章読解についてですが、一言で文章と言っても、その種類は小説・随筆・論説文・古文・韻文など多様です。授業では、問題に出てくる文章をただ単に読んでいくというのではなく、それぞれに応じた読み方・考え方を学んだ上で、入試問題で使用される様々なジャンルの厳選された文章に触れていきます。「なぜその答えになるのか、自分の答えのどこが、どのようにいけないのか」を子どもたちとともに考えながら、論理的に文章を読み進め、考え、問題を解く力を養います。
漢字については、事前に各学校の教科書に沿った漢字課題を配布します。家庭でしっかりと覚えてきてもらった上で、授業の最初にテストを行い、不合格者には課題を与えるというシステムをとっています。文法やことわざなどの知識分野については、オリジナル教材を用いてわかりやすく解説した後、何度も反復練習をすることで基礎から応用まで、無理なく力をつけることができます。さらに、定期テスト対策の授業では、それぞれの中学校の試験範囲にあわせ、ポイントをしっかり押さえた上で、問題演習を繰り返します。
全ての教科の基礎となる「国語力」(「読解力」「思考力」「表現力」)は、単に入試のためだけというのではなく、社会に出てからも必要不可欠な力です。独学ではどうしても勉強方法が漠然としがちな国語ですが、立志館でゆるぎない実力と大きな自信を身につけてください。
立志館の小学部国語科では、楽しみながら無理なく力を伸ばしてもらえる学習内容を展開しています。
「読解力」については、小学生にも親しみやすく興味の持てる文章を積極的に教材として使用し、子供たちが自ら読み進めたくなるように配慮しています。漢字・慣用句・ことわざなどの「語彙力」についても、機械的に丸暗記するのではなく、意味や成り立ちから理解していけるように教材や指導法を工夫しています。また、言葉を使うトレーニングとして「表現力」にも重点をおいた指導をしています。こちらも小学生が抵抗なく書き進められるよう、時には四コマ漫画を文章で説明したり、身の回りの不思議なことについて考えを述べてもらったりと、楽しく取り組めるテーマを用意しています。さらに、「作文新聞」や「漢字王決定戦」などのイベントを定期的に実施することで、子どもたちの各学習活動に対する意欲を喚起しています。
立志館の国語の授業を通じて、国語が好きな科目になってもらえることを願ってやみません。