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魅せる読書感想文の書き方

 感想文と言われても、あらすじばかり…に陥りがちな皆さん。今までとは違う「魅せる感想文」を書いてみましょう。そのポイントは「共感」「驚き」「成長」の三本柱です。

【冒頭編】

 まず、書き出しは、その本を手にしたきっかけを書いてみましょう。数ある本からその一冊を選んだのには理由があるはずです。

 その後は、その本を読んでいない人でも内容がわかるように、あらすじは6~8行くらいまででまとめ切ります。ここで長々と書いて、あらすじだけの感想文にならないように気を付けます。

【本論編】

 印象に残る場面や人物の行動から、自分が共感できると思ったことや、目からウロコ!と舌を巻いたことをピックアップしていきます。そして、ピックアップしたものをどういう順番で書いていくか組み立てていきましょう。

 自分も似た体験があった!とか、自分の考えは間違っていたと主人公の言動を読んで気づかされた!とか、自分の体験を織り交ぜながら書くと、より中身の濃い文章になります。

【結論編】

 そして、大事なのは締め。テーマは「成長」。この本を読む前と読んだ後の自分の変化(成長)を書きます。この本からこんなことを学ぶことができた!主人公のおかげで考え方が変わった!というように。

 感想文はその本のあらすじ紹介ではありません。その本を介して、自分の考えや感じ方を書くものなのです。「共感」「驚き」「成長」の三本柱で、読み応えのある感想文になること間違いなし。最後は、おうちの人など誰かに読んで聞かせてみましょう。どこがわかりにくいかが客観的にわかるので、手直しするべき箇所がわかります!

 ぜひ、今年の感想文を書く際の参考にしてみてください。

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