立志館ジュニア道場
立志館ジュニア道場
読み・書き・そろばん。かつて寺子屋で学んだ子どもたちは、まずこの基礎基本を教わりました。江戸時代の識字率は世界最高だったといわれていますが、意味はわからなくても論語や漢詩を声に出して繰り返し読むことで、前頭前野を活性化させることができ、脳の能力が上がっていったのでしょう。現代になり、脳科学の分野が発達するにつれ、音読することが脳の活性化につながり、コミュニケーション能力を向上させるということがわかってきました。昔から、「素読百回、意、おのずから通ず」と言われるように、漢字や意味が分からなくても、音読するうちにやがて言葉の意味が分かるようになると言われます。一斉授業では、あせらず、時間をかけて子どもたちが楽しく自ら進んで音読・暗唱するように指導していきます。
また、音読やタングラムで頭の活性化を図ったうえで計算問題に取り組むと、エンジンが温まった状態なのですぐに走り出すことができる車のように、集中することができます。こうして右脳も左脳も両方を鍛えることで、将来的に「創造力」「記憶力」「集中力」「理解力」を身につけられる、たくましい「脳力」が育つのです。
脳が柔らかい小学2・3年生の間だからこそ、楽しく学ぶことができれば、脳の基礎処理能力が自然と上がり、学習吸収力は変わってくると立志館ゼミナールは考えています。入塾テストもなく、気軽に受講できますので、立志館ジュニア道場をぜひ一度お試しください。
募集要項
対象 | 小学2年生・小学3年生 |
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授業 | 毎週1回(月4回)、60分授業 |
内容 | ◆進級式算数プリント学習(約45分、個別カリキュラム)
◆脳力活性化プログラム[図形パズル、名文音読・暗唱など](約15分・一斉授業) |
- ※立志館ジュニア道場については、入学金・教務関連費・教材費は必要ありません。
- ※立志館ジュニア道場の受講は、「立志館ジュニア道場・受講登録書」を各校舎にご提出いただくだけです。入塾テストは必要ありません。
- ※4年生になり、本科への進級を希望される場合、入塾テスト(無料)を受験していただきます。
- ※各校舎で行う入塾説明会でもお話をさせていただきます。
- ※定員に達したときは、募集を締め切りますので、ご了承ください。
進級式算数プリント学習
- (1) 1セット5分程度の問題量のプリントを配付
- (2) 解いて提出
- (3) 答え合わせ
- (4) やり直し
- (5) 答え合わせ
- (6) すべて間違い直しが終われば、次のプリントに進む。以下(1)~(6)の繰り返しで45分程度繰り返します。
- (7) 正解率が十分と判断できたら、進級テストを行います。
特徴
- 1.同じ問題の反復練習を行います。
- 同じパターンの問題を何通りも用意してあります。何度も同じパターンの内容を繰り返すことで、完全に身につくように練習をします。
- 2.個人の能力に合わせます。
- 計算能力が高い子は先へ先へと進むことができ、苦手な子はじっくりと何度も復習ができます。講師が個々の能力を見極め、個別のカリキュラムを組みます。
初回の授業で、それまでに学校で習っていると考えられる単元を一枚ずつして、どこの級からスタートするのかを決めます。
- 3.自分のペースでできます。
- 解ける速度よりも正確性を重視し、間違えた問題はきっちりとやり直しをさせます。ある程度の正確さが出てくれば、少しずつ速度も上げていく形で、子どもにとって負担にならないように進めます。
- 4.無理のない進度で進めます。
- 同じ級の中でも、細かいステップを用意していますから、無理なく先へ進むことができます。
例えば2桁の足し算でも、「45+33=78(繰り上がりなし)」→「45+38=83(一の位のみ繰り上がり)」→「45+72=117(十の位のみ繰り上がり)」→「45+97=142(2回繰り上がり)」のように、繰り上がる回数や答えの桁数 など、段階を踏んで進んでいきます。 - 5.自分で見て、自分の力で正解できる喜びを実感できます。
- 上記の細かいステップの中で、必要なものに関しては必ず例題をつけています。自分で見て、自分の力で正解できる喜びを実感してもらいます。もちろん、例題でつまずいている子どもには講師が教えます。
- 6.進級制度が達成感や、自信につながります。
- それぞれの単元で十分力がついたと判断できれば、進級テストを行い、合格できれば 次の級に進みます。単元によっては、小学校の教科書の1つの単元を2つの級に分けるなど、できるだけ進級しやすいようにしているため、子どもの自信にもつながります。
- 7.問題文の意味を読みとる力や考える力がつきます。
- たし算の単元なら、たし算の文章題だけという形式では、考えなくてもできてしまうことが多々あります。立志館ジュニア道場では「素直に解ける問題」「立式に必要のない数字が含まれている問題」「式を成り立たせるための問題の作成」などに分け、問題文の意味を読みとる力や考える力がつくように工夫しています。
- 8.計算以外の単元も学べます。
- 小学3年生までの計算を終了(2級)したあと、小学3年生までの計算以外の単元「時こくと時間・長さの単位・水のかさ・重さ」の計算や単位変換(1級)を扱います。例えば、時間の単元なら、180分=○時間、1時間45分+2時間50分=○時間○○分のような問題を扱います。
脳力活性化プログラム
特徴
- 1.タングラム(図形のパズル)
-
図形認識力や空間把握力を高めるタングラム(図形パズル)も脳を活性化します。小学校高学年や中学校に進んだときに、図形の問題で苦労する子どもも多くいますが、脳の軟らかい間に、パズルを使って楽しく図形認識力や空間把握力を高めることで、脳の機能を高めます。
下の図の線で切り出した7枚の大小の三角や四角の図形を使って、いろいろな形をつくるパズル遊びです。楽しみながら、脳を活性化します。
例えば、
の形を上の7つの図形をすべて使ってつくるように言うと、子どもたちは必死になって考えます。
その時に、脳が活性化するのです。
- 2.世界国旗を覚える
-
世界の国の国旗と国名について、フラッシュカードを使って覚えます。遊び感覚で国旗と国名を覚えていきます。慣れてくれば、瞬間的に答えるようになります。右脳を活性化するとも言われます。動体視力と記憶力を鍛えることで脳の機能を高めます。
この国旗は? もちろん、ブラジルですね。たくさん声に出して覚えていきます。
この他、さまざまな脳力活性化プログラムを順次導入していきます。
- 3.音読・暗唱
- 脳は使えば使うほど鍛えられますが、計算練習などとともに、脳を活性化させるのが「音読」です。
計算練習をしているときは、前頭前野(意思・理性など人間たらしめる働き)・頭頂葉(感覚、位置、方向の働き)
後頭葉(視覚の働き)などを活性化します。また、文章を音読している時は、前頭前野・頭頂葉・後頭葉、さらに、側頭葉(聴覚・記憶の働き)を活性化します。
ですから、音読は脳を活性化するには最適な学習法の一つです。
昔から伝わる名文には、独特のリズムがあります。それを音読・暗唱することにより、日本語の基本形を身につけることもできます。そうすることで、考えることや表現することの基礎を身につけることにもなるのです。